みなさんビートルズは好きですかー?
あの魅力あるヴォーカル。ダブリングという処理がされているのはご存知でしたか?
簡単に説明すると、2回同じように歌って、そのテイクを重ねると、当然、1回目と2回目は人間だもの、びみょーに違うので、そのズレが有機的で厚みも生まれて魅力的な奥行きが出るんです。でも、
2回OKテイクを出すのは、私は大変(^^;;;
レコーディング時間も節約したいし。
でも大丈夫(^^) プラグインでできちゃうんです。それがダブラー!!
幾つかあるダブラーの比較紹介記事がありますので、こちらも参照ください。
Sonnox VoxDoublerをご紹介
実は2回歌ったことを再現するダブリングのプラグインは幾つかあるんですが、その中でも評判の良いSonnox VoxDoublerを紹介します。
これ、マニュアルが付属してないんです。ガーーーン。
でも大丈夫(^^)
公式サイトには
“Please use built-in plugin manual”
と書いてあります。
どういうことかというと、プラグインを立ち上げるとTips的な使い方が表示されるんです。
プリセットはありません。ガーーーン。
でも大丈夫(^^)
なくても調整ノブも少なめなので比較的カンタンに覚えることができると思います。
では、そのビルトインマニュアル(?)を詳しく見ていきましょう。
マニュアルを訳してみる Widen編
まず、このプラグインはWidenとThickenと二つのプラグインに分かれていて、それぞれかかり具合が違います。
Widenから見ていきますね。
「VoxDoubler Widenは、2つの新しいモノヴォイスを生成し、元のボーカルの左右に配置して、ステレオイメージの幅を広げます。
“Width”ノブを使用して、これらの新しいヴォイスの左右の間隔を調整します。0%では、両方の新しいヴォイスは真ん中に配置されます。100%では、左右いっぱいに配置されます。」
なるほど、左右に分身が増えるイメージですね。
いきなり妹が二人、もしくは弟が二人が生まれて挟まれる感じです。
「”Mix”ノブを使用して、新しいヴォイスの音量を調整します。 0%では、新しいヴォイスはミュートされます。100%では、元のボーカルと同じ音量になります。
リターントラックやエフェクトバスで使用する場合は”Aux Mode”をオンにしてください。こうすることで、元のボーカルがミュートされ、新しいヴォイスのみに他のエフェクトをかけることができます。 Aux Modeがオンの場合、Mixは100%に固定され、エフェクトチェーンを通した音量は保たれます。」
Mixノブで姉妹/兄弟たちの声量が変えられるんですね。センドリターンで使えば本人はお休みになるんですね。ウンウン。
「”Timing”と”Pitch”のヒューマナイゼーションを使用して、新しいヴォイスのタイミングとピッチを調整します。 低めの設定ほど、元のボーカルパフォーマンスに近いです。 設定を上げていくと、自然なヴァリエーションが得られます。これは実際の演奏のように丁寧に作られています。
新しいヴォイスが元のボーカルとかぶっている場合は、”Depth”を増やします。 これにより、新しいヴォイスにディレイと柔らかさが加わり、ミックスの奥に引っ込めます。
“Tone”を使用して、新しいヴォイスのキャラクターを変えることができます。暗くするには左へ、明るくするには右へ回します。」
姉妹/兄弟のフェイク度とかいろいろ変えられますね、、、。
マニュアルを訳してみる Thicken編
続いてThickenです!
「VoxDoubler Thickenは、新しいステレオヴォイスを1つ生成し、元のボーカルと重ねます。
“Stereo Spread”ノブを使用して、生成した音声の左右の定位を調整します。100%では、左右いっぱいに広がります。 -100%では、左右が反転します。 真ん中の設定では、元のヴォーカルの左右に音声が広がります。」
え〜とモノヴォイス2つとステレオヴォイス1つがどう違うのか少し混乱します。(汗)
ここではステレオ=双子が加わってくれるということにしておきましょう。
年下の双子の姉妹/兄弟が参加してくれる感じ?
はい。
ここはWidenの説明と同じですね。
「”Mix”ノブを使用して、新しいヴォイスの音量を調整します。 0%では、新しいヴォイスはミュートされます。100%では、元のボーカルと同じ音量になります。
リターントラックやエフェクトバスで使用する場合は”Aux Mode”をオンにしてください。こうすることで、元のボーカルがミュートされ、新しいヴォイスのみに他のエフェクトをかけることができます。 Aux Modeがオンの場合、Mixは100%に固定され、エフェクトチェーンを通した音量は保たれます。」
ここもWidenの説明と同じです。
「”Timing”と”Pitch”のヒューマナイゼーションを使用して、新しいヴォイスのタイミングとピッチを調整します。 低めの設定ほど、元のボーカルパフォーマンスに近いです。 設定を上げていくと、自然なヴァリエーションが得られます。これは実際の演奏のように丁寧に作られています。
新しいヴォイスが元のボーカルとかぶっている場合は、”Depth”を増やします。 これにより、新しいヴォイスにディレイと柔らかさが加わり、ミックスの奥に引っ込めます。
“Tone”を使用して、新しいヴォイスのキャラクターを変えることができます。暗くするには左へ、明るくするには右へ回します。」
片方覚えたら応用できるので便利ですね。
Sonnox VoxDoublerのレビューのまとめ
まずはWidenとThickenのどちらを選ぶかが大事だと思います。
個人的には、
コーラスパートにはWidenで、
メインヴォーカルのダブリングにはThickenをかける
のがおすすめです。
ただそこはいろいろいじってみて、オリジナリティのある使い方もありなんじゃないでしょうか?
いろんなミラクルが起こりますよー(^^)
他のダブラーの比較記事もありますので、興味ある方はそちらも参照ください。
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