Sylenth1はLENNAR DIGITALが作っている人気のソフトシンセサイザーです。
この会社、実はSylenth1以外のソフトは出していないんです。
2006年に最初のバージョンがリリースされて以来、多くのユーザーに愛され、
いまだに根強い人気を誇っています。
この記事では、Sylenth1のコスパの良さや豊富なプリセットなどの魅力を、
改めて見ていきたいと思います。
Sylenth1はコスパ良い?
Sylenth1は買取の場合、€139 (2024年10月現在日本円で約¥23000)です。
サブスクリプションの場合は月額 €9.95 (日本円で約1620円)。
ブラックフライデーやクリスマスの時期になると、40%オフまで値下がりすることもある
ので、その時期を狙って買うのがおすすめです。
20000円以上もすると、普通の金銭感覚だと高いなあって思いますよね?
でもDTMのプラグインに関しては、有名どころのシンセはだいたい、20000円以上したりするので、
これはコスパといえます。
デモ版もあるので、自分に合うか気になる方は買う前にお試しするといいかも。
以下の制約がありますが、自分の楽曲や感覚と合うか試すには十分でしょう。
・プリセット保存ができない。
・音源の書き出しができない。
・全てのプリセットが視聴できるわけではない。
フル機能使いたいけど、やっぱり高いと感じる人には、月額利用するのをおすすめします。
使わない月は支払いを止めることもできるので、お財布にやさしい。
そして支払いが終わると永久ライセンスが手に入ります。
ちなみに私がDTMを始める時に買った、最初の有料シンセプラグインはSylenth1です。
国内外の名だたるプロアーティストで使っている人も多いので、安心です。
動作が軽く、音もいいのでおすすめです。
Sylenth1はプリセットが豊富
豊富なファクトリープリセット
Sylenth1は、購入した段階で、すでに内蔵されているファクトリープリセットと
呼ばれるプリセットがあります。
各音色の頭にARP、HOV、KEY等の略称が付いています。
(プレフィックスと言います。)
ARPはアルペジオ、HOVはHoover、KEYはシンセサイザーやピアノって感じで、
音を聴きながら感覚的に覚えていくといいと思います。
そんな感じでカテゴリー分けされているので、欲しい音色が選びやすいです。
(ただ、全ての音色に略称が付記されているわけではないので悪しからず。)
プリセット画面をぱっと見た時に、128個しかプリセットがないの?
と思いきや、液晶画面左上の数字ボックスの各数字をクリック、
真ん中の液晶画面を模した部分、上の方にあるタイトルっぽいところをクリックすると、
ポップアップメニューが出てきていろいろ選べます。
すると各ページがありますので、128×4=512個のプリセットがあります。
「なんだそれでも512個か?」と思いきや、まだまだありますよ!
その数字の下のMENUをクリックして、Bankに進んでください。
Factoryの先にFactoryBank6まであるので、総合すると膨大なプリセット量になりますね。
(現時点のヴァージョンV3.072)
豊富なプリセットデザイナー作のプリセット
Sylenth1は、リリースから年月が経っているので、
プリセットもオンライン上で豊富に手に入ります。
私のように、出来合いの音をすぐに使いたい!というせっかちな方にも朗報です。
プリセットを販売している会社は、有名どころだと、
Splice、SONICWIRE、PLUGINBOUTIQUEなどがあります。
まずはこれらのどれかを選べば間違いは無いでしょう。
無料で手に入れたい人には、PresetShare というプリセット公開サイトもあります。
サイト上の再生ボタンから視聴できるのがいいですね。
アカウントを作れば、無料な割に質がいいプリセットをゲットできます。
個人的には、SPLICEがサイト内で検索がかけやすく、
プリセットが1つずつ購入できるのでオススメです。
ご自身の好みに合わせてダウンロード先を選んでくださいね。
Sylenth1はアナログシンセの実機に近い使用感
Sylenth1はアナログシンセタイプなので、つまみをいじって1から音作りが出来ます。
もう画面を開いただけで興奮するという方もいるのではないでしょうか。
UIが、往年の大人気実機シンセ、MOOGを連想させてくれます。
実機を触ったことがある方は違和感なく、各ツマミをいじっていけると思います。
4オシレーター搭載で、波形を選んで、混ぜると、あ、なんかそれっぽい!!
Sylenth1は多くの人が持っているので、使うプリセットがかぶることもあると思います。
そんな時、自分だけのオリジナルサウンドが作れると、楽曲制作がぐっと
楽しくなりますよね。
もし興味があっていじって音作りしたいけど、どうしたらいいか分からないと言う方は、
Youtubeの動画を参考にしたり、Udemyの教材を利用するのもおすすめです。
チュートリアル動画のすすめ
とにかく極めたいと思ったら、チュートリアル動画を見ることをオススメします。
最近は、YouTubeにもSylenth1に関する良質な動画がありますが、とにかくたくさんありすぎて沼!
いくつかピックアップしてから、自分の感覚と合う動画2,3個くらいに絞り込むと楽です。
多くは英語ですが、最近は日本の動画も増えています。
言語の壁があっても、画面を見ながらすすめていくと操作はなんとなく入ると思います。
また、有料のオンライン講座もあります。代表的なのはPRODUCERTECHのコースですね。
それと、Udemyにも幾つかコースがあります。
前向きにとらえると、英語の勉強も出来て一石二鳥?
アナログソフトシンセ、Sylenth1のまとめ
とにかく一番人気のあるアナログタイプのソフトシンセです。
迷ったらコレ! と太鼓判を押したくなるのがこのSylenth1。
- コストが比較的安い!
- アナログシンセ実機に近い操作感!
- 初めての方にもおすすめできる使用感!
もちろん音は・・・キレイ、太い、ヌケが良いの三拍子。
最初のソフトシンセにオススメです。
Sylenth1のプリセットに関して詳しい解説ページがありますので、是非ご覧ください。
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