【DTM】ベース音源、定番5つの紹介と比較

【DTM】ベース音源、定番5つの紹介と比較 - アイキャッチ DTM

ベースは音楽の土台となる重要なパート。なので音源選びは慎重にする必要があります。とはいえ、選択肢が多いので迷いますよね。今回は数あるベース音源の中でも、特に優良なものを5つ厳選してお伝えしますね。

TRILIAN – エレベからシンベ、アコベまで!根強い人気の定番音源

TRILIAN ユーザーインターフェース

TRILIAN は数あるベース音源の中でも群を抜いて音がいいです。開発元のSpectrasonic社は、シンセ音源のOmnisphereが人気ですが、Trilianも評判は上々。膨大な量のプリセットが入っていて、エレクトリック・ベース、ウッドベース、シンセベースと、ベース音源を一通り網羅しています。プリセット量が多いと、動作が遅いのがストレスになったりしますが、2020年にVer.1.5になってから動きがかなりスムーズになりました。Ver.1.5になって、個人的に嬉しかったのが、Omnisphereを持っていると、Trillianと融合して使えること。また、Trillianを元々持っていると無償でVer1.5にアップデート出来るのもポイント高いですね。

Spectrasonics - Trilian - Features
Trilian 1.5 - Features

Trilianのレビューはこちらをご覧ください。

MODO BASS – できないことはない? カスタム可能なエレキベース音源

MODO BASS 2 ユーザーインターフェース

MODO BASSは、TRILIAN と同じくらい人気があるベース音源。ただ、決定的に違うのが、物理モデリングによって音を作り出していること。物理モデリングと聞くとなんだか難しくなってきますが、PC上で実際の楽器の音に寄せて音色を作ることです。なので、全くサンプリング音源を使用していません。「なんだー、実際の楽器の音じゃないのか」とがっかりするのは早いです。MODO BASSは、生楽器に近いリアルな音色と評価が高いです。エレキベースのラインナップも、16種類と多く、その中で奏法や弦、ピックアップも自在に変えられます。弦鳴りなどのノイズも生々しく出せます。組み合わせが無限なので、自分だけのオリジナルの音を作り出すことも不可能ではないでしょう。曲作りをせずとも、いじっているだけで楽しいベース音源です。

MODO BASS 2
MODO BASS 2 is the expanded edition of IK’s industry-first physically modeled bass virtual instrument, adding 8 new basses, including new fretless and upright o...

Native Instruments SCARBEE- 好みの機種をセレクトする個別音源

Scarbee - Rickenbacker Bass

SCARBEEはサンプリングベースです。Native InstrumentsKOMPLETE14を購入すると付属しています。単品で購入して無償のKONTAKTプレーヤーで鳴らすことも出来ます。 シリーズものになっており、以下の6種類の音源の中から選べます。ちなみにAMPEDというのはアンプを通した音のこと。

  • SCARBEE JAY-BASS
  • SCARBEE RICKENBACKER BASS
  • SCARBEE PRE-BASS
  • SCARBEE PRE-BASS AMPED
  • SCARBEE MM-BASS
  • SCARBEE MM-BASS AMPED

それぞれのベースの種類に合わせて得意な奏法を採用してくれているのがニクイです。例えば、リッケンバッカーはピック弾き、JAY-BASSはスラップができます。サウンドはドンシャリ。なかなか芯のある太い音が出ます。これならミックスの時もあまり悩まずに済みそうですね。ちなみに、MM-BASSは近年Dua Lipaの「Don’t Start Now」で使われたことで話題になりました。

ギター
驚くほどリアルで、表現力の高いギターとベースの音源、アンプ、キャビネット、エフェクトが満載の仮想スタジオ。

Ample Bass – 丁寧なサンプリングによるリアルな音源

Ample Bass - ユーザーインターフェース

Ample Bass は、中国、北京発のブランド、Ample SoundがリリースしているBassシリーズ。エレキベースから、フレットレス、アコースティックベースまで、現在7種類のラインナップがあります。私がDTMを始めた頃によく使っていたのは、Ample Bass J III。ジャズベースタイプの音源です。これが、エレクトリック、ロック、ポップスとオールマイティに使えて、とっても重宝するんです。他にもアクティブ系のYING YANG III、プレシジョンタイプのP IIIも持っていますが、 J IIIは、迷ったらコレ!な音源です。単品でも比較的お求めやすいですが、バンドルでまとめて買うと、さらにお得です。

amplesound.net
Ample Guitar, Ample Bass, Ample Metal, AGG, AGF, AGP, AGM, AGT, AGL, AGML, AME, AMR, ABA, ABP, ABJ, Virtual Instruments, Sample library, Tab Player, Strummer

EZ bass – ベースラインを作るお助け機能あり、作曲支援系音源

EZbass
Meet your new bass player.

EZ bassはDTM初心者に嬉しいお助け機能つき。コードを指定すると、それに合うフレーズを検出してくれます。そしてさらに、ドラムやキーボードのMIDIファイルを読み込むと、それに合うベースラインを自動で生成してくれるスグレモノ。音源も2種類のみなので、あれこれ目移りせずにすみます。気になる音はというと、TRILIANほどではないですが、結構本気な音が出ます。アシスト機能がついているので、DTMを始めて最初のBass音源としては、かなりオススメです。

定番ベース音源、5種類の比較のまとめ

ベース音源価格(税込)特長
TRILIAN
(Spectra Sonic)
¥38,200サンプリング音源
プリセットがとにかく豊富
エレクトリックベース
アコースティックベース
シンセベース
とにかく音がいい!
MODO BASS 2
(IK Multimedia)
¥41,990
¥20,990(アップグレード)
¥27,990(クロスグレード)
物理モデリング音源
16種類のベース音源
音がリアル
SCARBEE
(Native Instrument)
¥13,400(RICKENBACKER)
¥9,300(JAY-BASS)
¥9,300(PRE-BASS)
¥13,400(PRE-BASS AMPED)
¥9,300(MM-BASS)
¥13,400(MM-BASS AMPED)
サンプリング音源
カンタンMIDI入力でスライド・ゴースト・ブリングなどが表現ができる
サウンドはドンシャリ
Ample Bass
(Ample Sound)
¥14,300(Ample Bass JF III)
¥14,300(Ample Bass YINGYANG)
¥14,300(Ample Metal Rays III)
¥14,300(Ample BassP III)
¥14,300(Ample Bass J III)
¥17,908(Ample Bass Upright III)
¥14,300(Ample Bass Acoustic III)
バンドルがあるので、まとめ買いがお得。
Guitar Proのタブ譜を読み込んで再生出来る。
この価格帯では良質な音
EZ bass
(Toon Track)
¥19,8002種類のベース音源
初心者にうれしいアシスト機能つき
プラグイン画面で編集可能
2022年12月の価格

これまでに述べたBass音源5選についておまとめすると、以上の通りです。
個人的には、
TRILIANMODO BASSを買っておけば間違いないと思います。
ただ、この2点は価格帯が高いので、思い切りがいります。そんな方には、
SCARBEEAmple Bassを買うと、音質と価格のバランスがいいです。
EZ bassは曲作りのお助け機能つきなので、初心者が最初に買うのはオススメします。
以上を踏まえたうえで、最適なベースを選んでくださいね。

当ブログでTrilianとAmple Bassの記事もございますので、そちらも合わせてお読みください。

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